1997-06-01 六月 月々の句 忘れっぽく静かな月が黙ってる気の利いた話でそっと座ろうか人を識るひとを得る間のまばたかず会談の用意生き身にひと鞭よこなれてく腹の動きの手厚くて光景のいくつか励むプラス志向誇らしき気運育てる外はない不憫にも小さな行李居据わって散発の試案うなずく鐘なのだボス猿に選ばれ口車また回る