1997-03-01 三月 月々の句 老いの一喝風にどこかで連れ添って多士済々霖雨だからと酷使する焦げ付きな口上やがて神妙な構え来て欲しくない独りかなこぼれ酒失せものと正しい時刻との落差尾を隠し慇懃無礼傷つかず言葉が向こうからやって来る頬っぺの飴春が顔出して小さな借りがあるらしく愉快な仲間掘り下げた言質ひとつそこで聞いた話山々は黙ってる