1997-02-01 二月 月々の句 あとさきの傷つきを待つ思い入れ間違いの鴉顔して湯を浴びるかみさまのにっこりしてもきらず嫌い殺気立つ夢のなかなるひと芝居みな決めとなる静かな幕のつぶやき買う当てもない癖に後生大事挿絵を抜け出しみみっちい溜め息どこにもある貌を向け臆病風邪むしつた風の未熟さがまだ去らぬしっかりせいにこりともせず背が伸びて