一月

縁起よく首尾一貫の声音とも

人生きるわざいくつにも具わって

助言とも苦言とも更に奥がある

没頭のなお熟れいのちきらめかし

物流へ津々の雄叫びか

追いつ追われつさよならのうねりかと

木から樹へその気持ちように合点いく

老い凛とはためくまだに勢揃い

環境の崖に息付く羽づくろい

ひとそれぞれ愛憎の峰風を聴く