八月

身代金換算してる遥か迂濶に

一行に遅れてもゆく惜しがって

集まりの時間に早い自分抱く

ほころびに似たる思いのひと雫

とてもぎらつく明日とかや殊勝げに

闘いの虜に近しまた遠く

頭痛からもみ出すうたの楚々と積む

微恙捨て難しか友に腰揉まれ

見舞いには御守り札の友も得て

朋友をかぞえながらの寝心地よ