1996-02-01 二月 月々の句 老いに勝つささやかながら見せ場としおそからで私淑のひとを胸に収め出世街道借財だけが睨んでた似顔絵は甘く気がねのないタッチおとめ座のまばたき春を呼びたがる神戸学地震に自立の手を究めたまさかに振る舞い酒の音ひそか安かれと祈り斉しく吹雪する吹雪やまず悲しくやさしく目の当たり貰い泣き雪はさすがに降り鎮め