1995-12-01 十二月 月々の句 身を尽くすまでひたすらな色を溶くまぎれなくほそほそと知るぼけの証望むらく福の朱拓にあやかるや林檎丸かじり仕事に精一杯持ちにくい金がふところ正直であどけなき遺言弘く強く問う重くにも軽くにも言葉ちらかる実直なお布施に足りて小浄土山ぐにの灯の揃いゆく懇ろに真夜中の行火気強い話好き