1995-05-01 五月 月々の句 雲隠れさしもに秘めし重いつづら神を従う武器掌握の埒潰え信仰の曲がり過ぎてのはね返り才に長け科学化学の刺し違え瞑想の途端宙に浮き断末魔社会復帰手を添え心また篤くひき出しを数え別れもそのひとつ夭折の弟が呉れし蔵に愧じ短かくも短きいのち全うしちちははと並ぶ遺影の今日も鎮み