1995-03-01 三月 月々の句 願わくば枯淡の砦との調和漏らしなくベッドトイレのひそやかに頻尿にいそしむ真夜中の魔物腕のリング貰った義理を果たすべく神経痛の初顔か須叟をたしかめこなれゆく腹の動きの真の闇それとなく微恙に尽くす歳の馴れ年よりの権化へ待ちの大手ひろげ物心の篤き流れの行きわたり凡に始まり凡の鐘小じんまり