1994-10-01 十月 月々の句 老木を撫ぜ合う別れさても濃くもぎ立ての林檎茸があしからずあの世この世つなぐ報いの浮き沈み大往生の大は柝への思い入れ寝静まるなにくれとなく問いながら念押してやらずの雨の強くなるお澄ましのしばし怒りを抑え癖連れ添うたえにしどこかを痛がって