五月

頻尿の夜半苦にならで夢が挨拶

いつか別れのうたとなる磨かねば

思い出が向こうから来る膝正し

広い海深い谷かかる生きかた

一病と二病の話す共に律儀

君は長寿吾は馬齢でいまここに

年甲斐の酒を許すか果てやがて

誕生に小沢どろどろ全からず

武嗣郎の苦言が届く胸の内(亡父も代議士)

ごった煮のかくし味なら言わずもがな