二月

ありふれし川誘う過ぎし日の記憶

天命のまにまに支えてくれる仕事

さもあり刃のきらめきの果てに顕わし

強さ弱さ一向に四肢は踏まぬ

まなじりを決し塗りたくる勘

生きざまのいらだち何を越えるか

怪物の愛称テンポなお弾み

小さながらも役立つ手を和らげ

甘えたく大人負んぶおんぶを重ね

平俗なのさ年寄りの平謝り