1994-01-01 一月 月々の句 笑いの文化そっとのがれた自分を抱き生まれ変わり不思議まぎれの幻か鞭打ちの時しもあれや雨しきり一敗地に塗れ勝手知った近道争いを好まぬ素地のたおやかにうてばひびくそこらあたりの月見てる眠ってる真実を解く鍵いずこ嘗て教えてくれたランプの吊り上げぬるま湯に鳩派の会話にくからず人情論やや越え老いの首並ぶ