1993-12-01 十二月 月々の句 たまさかな手紙少しは鞭にするうすっぺらなおのれ気がつく枕ともおないどし老いを養う殊勝げに越年の激務とやらのひとり澄まし回り舞台闇将軍の死に徹し拡大鏡の字を拾う自分がそこにいるこの坂で本音鴉の仏頂面尊称に溺れた大人のあばら骨祭り笛冬は微塵もなく加勢べらぼうに厚く副題まで灼ける