七月

こだわりを捨て難きまで未だ達者

噴水のぶっきらぼうに似た衒い

なめくじの後腐りだがいとけなく

見せつけては短絡的に泣き虫で

面当てのどれを贈ろう花言葉

首班への誰何流れはなんと説く

連立の謳歌鞘当てから始まる

枠組みのねばり腰さて数え合う

確執がちらり党是の帆を揚げる

  碑
わが一句ひっそり据わる問いながら