1993-06-01 六月 月々の句 銃社会揺れる風とも心とも先覚の明あり墨痕鮮やかにしたたかなやらせ紛々誰だろう枯淡とのつながりにぶく俗な雨いさぎよく老いとつき合い枕する数ならぬ身の程ぼかすまでもなく肩を落とし大人のお伽噺だつけ気取らない風が帰巣を見てござる束帯の古式に則りまさに悠久提灯行列素朴の萌えに同じたる