三月

平和説く虫も殺さぬ死の商人

愚行大国平和と武器を売りに行く

怒りなきか死のマーケット大風呂敷

政商の金を転がし病み上手

億がまたぞろ動き過ぎた不信

深い絆ちらつく雪が頬濡らす

具わりを念じながらの尊厳死

時に敏ならず一瓢を相携え

やがて落ちつくまでの日のからみ

長らえて随喜の涙何を訊く