1992-12-01 十二月 月々の句 貰い酒ものの見事な仁侠で正体の既にのけぞる修羅の舞い拾う齢近き静夜のいつか雪巣籠りの老いのくりごとあやにくやもろく潰えてひたすらな合掌よ年の瀬の重く軽くこだわってありていに行きつくがごとヘアの沙汰背の高い真面目な億の咳払い人は善なりと説く道横たわり流水ただならずひとに訓えるか