1992-06-01 六月 月々の句 かばかりの先立つ思い鎮むとき人の遅れをさげすまず細い雨ほどほどに雌伏の翼洗うのか疲れてる寝顔は闇に吸わせたく開かんと言葉をひとつずつさがす通暁の一面ひとのよさ軽くみな愛に通ずる挿話かくまでにずっこけて仕事半分暇半分それとなく老いの障りの憩いとよなまなまし奔馬と牛歩並んでる