1992-05-01 五月 月々の句 ほんとうの顔をさらしにゆく極意なぐさめが欲しく頑丈な人に会う仲よくて鶴と亀との譲り合いいのち抱く小さき湖のひとり言ぼた餅が笑っているぞまたも留守山国にトロの振る舞いいさぎよしあやにくや問い足らずして寝入りゆくいつかある潰えのうたを耳底にたんぽぽよ ほけては絮の身を尽くし老鶯の身振り羽振りのつましさは