1992-01-01 一月 月々の句 かすがいのひとつ消えゆく重さだね生きるべく机辺のちりと供にある男ありき怒涛の国にすべからく若きらに青山ありの賦をからめ大手ひろげさても終わりのなしとせず老い易く小さるものの行く道や頼られる身のつましさでいたい筈恩情のいくつを負いて陽の明るさ人を打つ感涙真の声聞くか女さらに自存つらぬくこだまして