1991-12-01 十二月 月々の句 あやまちと悔いの同居で漕ぎ出そう足と遊ぶ電気行火の夢芝居その痛みほんの昼寝の容れものに損な顔つき渋柿が黙って黙って言葉より生まれる性根たり得るや脆きもの脆きに徹しついばめる打ち込める仕事一陣の根が深いこれも人生真実なもの横たえて逝く年と馬齢ゆだねる一本道門前に立つ僧雪が問いたいか