1991-11-01 十一月 月々の句 老いを病む試練の果てのいみじくもいい歳を得て暮れなずむ思い待つなつかしき人来たり去り何を生むもろもろの隅っこそれは私なのだ有終をつなぐに鈍く藪の中あめ玉がほんの救いの寝入りばなたっぷりとみそぎの水のひとりすましこの卑小なるうたにこそわれを伝え選ばれた友垣こめてつづくうた 定金冬二君賀寿 いや重きいや軽き喜寿さて行かな