1991-09-01 九月 月々の句 名にし負うかく殊更な素っ首よ喚問に聴取ひたひた揺れ動く過ちを正すに鈍きピエロたち望みある顔して花も人も足るか姉は米寿愉しかるべき日が続こ 江端良三さん八月二十五日急逝 忘れじな晩夏の雲の重たき訃 信大出講始まる 原爆の句を拉し念ずるがごと生きて生きてわが句列なる聴かせばや