1991-08-01 八月 月々の句 唸らせてばかり世の末足り得るやぷんぷんと金を匂わせ定めなき祈らばやこの世ながらの明るさも過去のいくつか呼び覚ますひびき持つ夜更け句が生まれ小さき欠伸惜敗にひたふるながらも葡萄熟れ入歯はずし横顔眠れ老い豊か K印刷所、八十八周年を祝う その仕事米寿人もまた安かれや 信大出講 二世代のへだたり縮め講義する静聴は嬉し生き甲斐また増える