1991-07-01 七月 月々の句 小さきものの夢ありやつづかせよたまゆらのいのちに気付く目覚めしてそれが何だったかという逃げ道でいのちみじかしと心こめ唱いし日トンネルを抜けたばかりの気負いとも繁栄へ旧町名が胸に棲むビルとビルきちんと残る蔵の意地投手小さし青春の星いま散らす名にし負うこの殊更な素っ首よヘア考忘却の野にひとりすまし