1991-01-01 一月 月々の句 いい加減にせいと暗示はいましめる他人顔して通ってのかるい鞭浮き沈み人の愛想にくるまって優しさはいいなこの世にいて享ける識ることの深さここにも泉湧く見飽きたと言わせるまでの業となるぬるま湯のわくら葉なれやねんごろにうつし世に在るから抱けるいい記憶打って出る気合いこもった明るさはなかれ主義だけで終わらぬ根がついた