1990-05-01 五月 月々の句 挿しはさむ言葉の埒のほどよさに芋の煮っころがしに話乗っかる飾ることなしに仕末は自分ともへたへたと座り大愚を量る刻一枚ずつ老いを纏って見たがるかあの世この世のしきたりの濃くうすく何不足なき旅発ちのかかりあい有り難きものをねだって胸の際行き逢える人を真の底横たわる姿に念じ天と地と