1990-04-01 四月 月々の句 よき事と物容れておく壷がある飯うましこのたしかさを享けて見んどの名にもさだめの近い手が伸びるどすんと落とす逃げの一手見えないか乳房ゆさぶるたたかいの庭を持ち禿びた靴萎びた乳房語らせよ自分が出てきて気負いとも支えともともらいのこころやがての日を置いて山河あり国の調べと旗じるし君が代と日の丸いくつ坂越える