1986-01-25 一月 月々の句 貰う齢静かに雪のある旦 病める人あり年迎うその寝息 寒の入り喪中の返事熱くする 七草粥うすれひたすら流れゆく おせち料理陽気の箸の如才なく どんど焼き一刷毛土の香にほてる 何故か別れの羽ばたきの耳におく いまわしき夢の底なる救いの手 松本城山を従え季節待つ 樹の株の生あたたかさ雪語る