1985-07-25 七月 月々の句 折あらば訪ねたき君のびのびと 患いのひとつふたつを通じ合い 老い一途気休めながら手入れして 有終の美を思いやるいたわりや 減るダムにまだしがみつく水スマシ ここに来て見上げる樹々の打ち揃い うきしずみやさしかるべく目に逢える 松本城山に応える男っぽさ 信濃路に靡くこころをしかと受け 海抜五百九十米踏んまえ踏んまえ