1985-06-25 六月 月々の句 足の萎え朝の散歩に引き合わせ 闇ながら女のふくみ笑いめく 愁嘆のそこから走る稲妻 屈辱のさまで反省磨くとき 思い入れきしきしと鳴るねばり腰 森林浴老いのはざまにつかまって 名水に身をくねらせている酒よ サケマスのしびれきらしてまぎれ込み 気の荒い前試合だけ視て戻り 九十三法は土俵でこれでもか