1982-04-25 四月 月々の句 言いわけのそれなりにやや遠回し 長かったような振りしてまだ覚めず てれ隠しなるほど髭をたくわえて ほどほどの話に落ちてかいくぐり ゆれうごく心のひだを誰に見せ お見通しぬからぬ顔を雨が打つ すんなりと収まるまでの行きがかり ずるずると堕ちてく気位の高さ 拍子抜け相手欲しさのゆるみより そこで知るいきさつちっとまわりみち