1981-12-25 十二月 月々の句 ガラス戸を透して圧すのさばらせ 鎮魂歌ものおもう花向き向きに 工作の塾せぬ午後の影落とし 見事な裏切り華やかさ従え 覚めた目をまた閉じ整える自分 ふと気付く何やら時をはからせて やがて立つべき渕なるに今日を持つ はしたなきかと今更の齢を加え 悟りには遠きや暮らし前にする 休らいの夜とつながる身のゆくえ