1979-12-01 十二月 月々の句 重荷ともならずまっすぐみちをきめ 生き終えるまで地獄の図地獄の詩 おわらせてゆくなるそこでうなずくや 夢醒めて雪景色いまたしかなり 仕舞い風呂流れ星みたことにする 三島にて 冨士見たり何か遅れて来た道で 不意にあらわれたり冨士の真正直 あきらかに冨士へもたれている煙 冨士が遠くなりやがて取り直し 久闊 会えばたのしや幼き日すぐそこに