1979-03-01 三月 月々の句 来るものを待つ素直さを思い知り けたのはずれた話して迂濶なり 一通りわかっている筈順を追う 身のほどと知る習いかな膝をつく みんな静かに聞いている早合点 底を見せてやるほんのちいさな雫 ど忘れのおかしさにふれ齢を交し お互いのためのところで息を継ぎ いい意味の話へ落ちたもたれ合い 突くゆとり見せて男っぽさ据わる