1979-01-01 一月 月々の句 もろいとわかり昔がせつなくささやいた 無論理屈ではなく夕陽羊をつれて 道々考え馬鹿だった自分が生きる もう負けたとは言いにくくかゆい耳たぼ 酒の肴になっていてたかぶらず 貰い得の高官のツラ幕は垂れずに それがわかっていて証しで顔を揃える 抜群のテレや自称の底を割り いたましき結末雪は降り忘れ 残された苦さ小雪も散って来ず