1978-12-01 十二月 月々の句 結論の出ぬうち逃げの手を加え もんどり打って見せて気がつくうすっぺら 混迷の見出し筆者も顔を出す 紛争に年賀の束の重たさよ 気が抜けて年賀が届くゆきわたり 根っからの正直でもなし見つめられ 民情にうすく今度の軽い風邪 灰色へ全く馬齢重ねたり ぬるま湯に庶民とやらでまた漬かり 逆転の爽やかさよそごとに聞く