1977-06-25 六月 月々の句 灰色の名の冠がはまった首 代案の玉手箱ともなる暗示 一抹の不安しらけが点となる 様変わり果たして時と火花する 来し方のはしたなさ見え口にせず 間を置くという描写あり居据わった ちぐはぐな寿命じじばば目をつぶる 当落スレスレこちらいまホームラン 当選へ祈るがごとき目がかこみ 落選に明鏡止水ただならで