1976-05-25 五月 月々の句 なぜか静かな道としてまた踏まえ 小さな夢なりし忘れずに見たがって 黙ってかえす笑顔中途半端かな 許されるぬ膝で見事な逃げを打ち 身にしみる語りのこわく遠き日よ いつか姿を変えていじめに立ちあがり 生き儲けの顔をしながら月へうそぶく 見る側に億という金ひるがえる むかしおかしくてその記憶呼んでいた