1975-11-25 十一月 月々の句 気の持ちようと後影おいて来た 一歩退く思惑がぬくめられ 立ち直る目と合うみんな立ち去って 口ほどもなくへなへなと坐らされ 倒産の名の粛として明日がつづき みにくい風景を拭く心の旅 老いを鞭打つ働く手重ねたり まだ若い気のすんなりと見せ合いし 強がりを見せる笑いを読んでやり 違法ストスト権ストにもみぬかれ