1975-08-25 八月 月々の句 ぬるま湯につかり味方はそっちでもない 風向きが変り男を叱咤する しかすがに老いの一徹いぶるなり 誰よりも知っている筈低く低く 念を押す小さな貸しと見て戻り 満を持しから紅の血ののりよ 図に乗って首重たげな遁辞とし 向うから負けてやったというけじめ うなだれる向日葵みんなにも落暉 馴らされた顔もてしもべらの祈り