1974-11-25 十一月 月々の句 小鳥籠家の語らいとも合わせ 行き着くところを考えるただひとり 対話というソフトの味が監視され 魂は笑っていないツンとして 弟子ずらり並べ一家言たしか 傷ついた顔でむかしを呼んでくる あるべき姿でポルノ歩いてゆく きっちりはまる首輪の未開としての媚 新語追う老いの夢かと思うなり どうというでもない聞いた振りする