1974-07-25 七月 月々の句 ふと朝の目覚めの早さ語り合い くたびれた籐椅子だからわれを埋めて 闘いはこれからという顔を覚え 黙ろうとしないのはひとの貌なのだ 置いて行かれそうで蒼い空がある 美しい記事に救われてそして寢る 寝る前の星との対話いつとなく むき出しの声をいま聞くはげしきか それで通る世のなか代り映えという 戻り道にならないにしろまっすぐで