1974-05-25 五月 月々の句 気をとりなおしあったかい味噌汁だ 善は急げと誰に聞くひとりなり 廻れ右して見つかった小さい義理 もろく敗れたその顔がまとも過ぎ 細い道抜けて自分を見付けたく ほろ酔いのかなしい道かまたさがし 道草のなぜかむなしい骨が鳴る 筋を通してやっこらさ眼鏡さがす 道中の銭はしたなくもチャラつく 求めんとする気のわるさいつか寝て