一月

   もの不足のルツボ物価に追い越され


   隠匿物資のしとねにひとりよがる


   末世という念仏聞かず突っ走り


   じっと我慢のいじらしさおかしくもなし


   先行き真暗触手あたまデッカチ


   警世の語をのぞかせるだけにする


   マスコミにあやつられまた生かされ


   反日の声海を渡ってkる歩幅


   酬いの深さが戻って来たいまの噺


   矢面に起つ試練誰でもない私