1972-07-01 七月 月々の句 大型化よごれっぱなし足の裏 大型化ちぎれた雲を見て戻り 年寄りの目覚め向うからも来る 読まれてる承知でふところに入り 一片の骨と化すいまそれも言えず 年寄りの一日一善辿りゆく 身辺を整理する暇またのがし どこかで虫が鳴くすがっていたこころ 荒い波静かな波その問いに見せた首 いつか道が曲るほんとなのにあわて