1972-05-01 五月 月々の句 事もなく静かなブーム眺め合い 押しかえすちから自分が知っていて 見られてる顔で仕事に磨かれる 呼びとめた老いの同志の気休めよ 悔いのおかしさじわじわとひとりぼち 思いつき発言時に洗われる 受けてやるべき仕合わせが通り過ぎ せつなくも同じ思いというくだり 怠った批判トンボ眼鏡ではない 問題呈示痛いまでに庶民のこころ