二月

   公害と開発の背が押し返し


   議論に居直る自然保護踏まれるな


   益鳥と害鳥一しよ大欠伸


   知る権利という権威思い直し


   知らしめるあぐら鎧とも思う


   新聞があばく世相は枠にはまり


   過疎と過密をかみ合わせ向うを読む


   後援会で書かされぬるま湯につかり


   首相の不倒距離数えたがらず


   下手な政治つづかせたのも自分