四月

革命の前夜のうたげ散つてゆく

革命の夜明けとならざりし君等よ

この子持てる親昂ぶる念ずるか

ぎりぎりと言う若者の持てる石

楯に音するともがらの怒りかな

傍観者ひたに繋がらんと求め

角材をおさめ戻りのたそがれよ

しおらしく選ばせる幕垂れ下がり

暗殺のあわれ歴史のつまずく日

政治のもどかしさまた言い含められ